トムデクロカン

フランス南西部ペリゴール地方のサラマンドル蒸留所で、家族のオリジナルレシピで作られた、自然で職人技の光るクルミのリキュールを使っています。

リキュールはペリゴール産の青クルミ（緑色のくるみ）とブリュと呼ばれるクルミの皮のインフュージョンと砂糖、そしてキャラメルと塩を混ぜて作られています。

枝編み細工のバスケット型に入れられ6週間ほど熟成されます。その間にクルミリキュールを擦り込んで作るため外皮が茶色くクルミの良い香りがするチーズが出来上がります。

トム・デ・クロカンは、クルミのリキュールで熟成させたやさしい味わいのチーズです。クロカン（croquants）はフランス語で、「カリカリ、さくさく」という意味です。外皮は固めで旨味が凝縮していて、クルミの豊かな風味が口いっぱいに広がります。また舌触りは滑らかです。
クセが少なくとても食べやすいため、癖の強いチーズが苦手という方にとてもおすすめです。

比較的ワインと組み合わせるのが難しいチーズになりますがシャルドネといったさわやかな香りやスパイス感、程よい酸味と繊細な果実味は、チーズの優しい塩味と合わさってお互いの風味を高めてくれます。

おすすめのペアリングは、ブランデーまたはウォッカに青いクルミをつけて作られたリキュール・ノチーノとの組み合わせです。

黒ビールやコーヒー、ミルクティーなどとも相性がよいです。
カラメルのほろ苦さは黒ビールのコクのある苦みと相性が良く、クルミリキュールのナッツの香りはウィスキーの樽の香りとも通ずるところがあります。

また、カラメルのほんのりとした甘みとミルクの優しいコクは、ミルクティーのまろやかな味わいとも好相性です。
試してみてはいかがでしょうか。