トレフル

フランスの北部ノルマンディー地方オルヌ県で作られ、フランス語でトレフルとはクローバーのことで四つ葉の形をした山羊のチーズです。
フランスには100年以上の歴史のあるチーズも多いですが、そのなかでトレフルは2005年に製造が開始された歴史の浅いチーズです。

山羊の生乳は、牛乳に比べ脂肪分が少ないため、固くなりにくく舌触りが滑らかです。
灰をまぶして熟成させているため、比較的クセやにおいを感じにくく、シェーブルタイプのチーズ初心者の方にもおすすめです。

製造工程でチーズの表面を急速に乾燥させて外皮のように固めてから湿度の高い熟成庫に入れて熟成させることで、中はとろりとやわらかいまま熟成されます。さらに熟成が進むと身がしまっていき、旨みとコクが増していきます。

とくによく冷やしたスパークリングの白ワインがおすすめです。
またトレフルが作られるオルヌ県はリンゴの栽培に適した気候といわれています。リンゴから作られる酒、シードルが作られる地域として知られており、シードルとの相性もよいです。
同じくシードルをさらに蒸留したお酒、カルヴァドスもおすすめです。