モリテルノ・アル・タルトゥーフォ

タルトゥーフォ(tartufo)はイタリア語でトリュフを意味し、モリテルノチーズは、もともと南イタリア、バジリカータ州のモリテルノという村で作られていたことが由来と言われています。しかし深刻なミルク不足の影響などを受け、地中海に位置するサルディーニャ島で生産されるようになりました。19世紀後半、サルディーニャ島に移り住んだチーズ職人アゴスティーノ・ヴィレッコが地元の羊飼いの乳を使い、故郷の製法でチーズを作り始めたそうです。

伝統的な職人技にこだわり自家培養の凝乳を使い、手作りの葦籠で成型して作られています。ベースのモリテルノは数ヶ月間熟成され味わいを高めます。そして状態の良いもののみが厳選され、トリュフの産地でもある島の北部でサマー黒トリュフ(原料比5%以上)が加えられます。

トリュフペーストが注入されることにより印象的な大理石のような模様が入ります。
さらに熟成させ、その間にトリュフオイルを擦り込むことによって完成します。 

濃厚なトリュフの風味はインパクトがあり、羊乳のコクと香りのバランスがとても良いです。塩味は強すぎず熟成したパルミジャーノ・レッジャーノのようなコクと旨味があります。

スパークリングワインやビールとの相性が良いです。

またスパイスやチョコレート感のある熟成した赤ワインやレーズンやクルミ、チェリーを感じる甘いリキュールもおすすめです。