ゴルゴンゾーラピカンテ

正式名称は「ゴルゴンゾーラ・ディ・ストラッキーノ」です。
この「ストラッキーノ」は「疲れた」という意味を持っています。

9世紀ごろ、アルプスでは放牧が盛んに行われていました。
放牧の帰り道にはゴルゴンゾーラ村があり、そこで疲れた牛から乳を搾っていました。この乳から作られたのがゴルゴンゾーラチーズであり、「疲れた牛から作られたチーズ」という意味でこの名前がつけられたのだといわれています。

ゴルゴンゾーラにはピカンテとドルチェがあり、ピカンテの方が青カビの量が多く、組織は比較的硬くまとまっていて、その味わいはシャープで絶妙な塩味と青カビらしい刺激的な味わいがあります。

パスタやリゾットなどのお料理にもよく合います。

また同郷のピエモンテ州の赤ワインととても相性がよいです。
チーズの塩味がしっかりしているので、シルキーな口当たりのタンニンが豊富なバローロやバルバレスコと合わせて楽しむのもおすすめです。
また、赤ワインでも陰干しブドウを使用するアマローネのような、重くて甘味のある深い味わいの赤ワインと合わせても、チーズとワイン双方の味が際立ちます。