ダフィノワカンパニエ

1981年に情熱的なチーズメーカー、Jean-Claude Guilloteauによってフランスで生み出されたダフィノワシリーズの一つです。ダフィノワシリーズはリッチでクリーミーなソフトチーズが特徴で世界中のチーズ愛好家を虜にしています。

ギヨトー社が開発したチーズ製造法（ウルトラフィルトレーション法）を使って作られます。

乳のうち水分と一部の乳糖のみを透過させるという微細な膜、ウルトラフィルターを使用した20世紀後半に開発された新しいチーズ製造法です。
原料乳を微細膜に通し、水分と一部の乳糖を分離し、そこから凝乳→成形→熟成と進めチーズを作ります。
こうすることによって、ホエイプロテインと多くの乳糖をチーズ内に残し、原料乳からより多くのチーズを作ることができます。

通常チーズの製造はミルクを固めた後に、細かくカットしたり、熱を加えて水分を分離しますが、この製法ではペースト内にタンパク質、脂肪、ミネラルが保持され、他のチーズよりもカルシウムやその他のミネラルが豊富になります。
また、独特のとろける組織とよりミルキーな甘味を持ったチーズを作ることができます。

田舎を意味するフランス語の「カンパーニュ」にちなみ、名付けられました。外観はオレンジ色が美しく、外皮を塩水で洗ったウォッシュタイプのチーズです。食べやすく、やや熟成感がありますが、さらに熟成が進むと中身は柔らかくとろけ、クリーミーさが増します。リッチで濃厚な味わいに程よい塩味、旨味と深いコク、後からミルクの甘味を感じます。とても食べやすく、口の中でとろける柔らかいバターのような完璧なチーズを生み出しています。

ライトボディの赤ワインや辛口の白ワイン、スパークリングワインにもお勧めします。