ブルースティルトン
崩れやすい組織が特徴で世界三大ブルーチーズの一つ
味の特徴
ほろ苦さ、まろやかな塩味、青かびの刺激とコクがある
イギリス産
牛乳
赤ワイン
ウイスキー
チーズサイズの目安
チーズサイズの目安
水分量などがチーズによって異なりますので大きさは前後いたします。
原材料:
生乳、食塩
ロックフォールやゴルゴンゾーラはそれぞれ発祥の地名がチーズ名になっていますがスティルトンは少し異なり、本から名前が定着しました。
スティルトンが生まれたのは18世紀末頃です。レスターシャーのとある農夫が、ロンドンから130キロ北に位置するスティルトンの街の旅籠に嫁いだ妹に自分たちが作ったブルーチーズを贈り、これが宿泊客に提供され、あまりのおいしさにたちまち旅籠の名物となりました。この旅籠「The Belle Inn Stilton」は現在も営業中です。
そしてあるジャーナリストが出版した本の中で、旅籠で味わったおいしいブルーチーズを「スティルトン」の名前で紹介したことがきっかけとなったことが名前の由来です。
ブルースティルトンの製造基準はとても厳しくレスターシャー、ダービーシャー、ノッティンガムシャー3州で生産された指定牛乳のみを使っています。さらに、「指定牛乳を低温殺菌すること」「伝統的な形の円筒形にすること」「表面に外皮ができていること」「圧縮して作らないこと」などの条件があります。
エリザベス女王の大好物としても知られており、塩味が効いていて青カビタイプのチーズ特有の強い匂いと、刺激とコクのある濃厚な味わいを持ち合わせています。
ロックフォールやゴルゴンゾーラと比べると、ブルースティルトンチーズは、まろやかでクセが強くないです。ブルーチーズの中では水分が少なめです。
ハンドリナーがあると形を崩しにくく、切りやすいです。
ポルト酒や貴腐ワイン、コクのあるビールと合わせるのが定番ですが、ウィスキーにもおすすめです。
イギリスではスティルトンの上部をくり抜き、そこにポートワインを1週間ほどしみこませるというユニークな食べ方もあるそうです。