モテアラフィユ
栗の葉で熟成されるシェーブル
味の特徴
穏やかな酸味とクリーミーさが特徴
フランス産
山羊乳
赤ワイン
白ワイン
スパークリング
チーズサイズの目安
チーズサイズの目安
水分量などがチーズによって異なりますので大きさは前後いたします。
原材料:
山羊乳、食塩
フランス語でモテは地名、フィユ(feuille)は葉っぱのことです。
1840年にドゥ・セーヴル地方のラ・モーテ・サン・ヘレイの市場で販売され始めたそうです。
しかし2度の大戦により製造法が失われ一時生産が途絶えてしましました。
郷土のチーズを愛するポール・ジョルジュレ氏が5年がかりでレシピを研究し再び生産され始めました。
現在はフランス西部ロワール川の近く、フランス・ポワトゥー地方で作られています。
この周辺は、山羊乳チーズの生産が多いことも特徴で、シャビシュー・デュ・ポワトゥーという円柱形のかわいらしいシェーブルも有名です。
モテ・ア・ラ・フイユは現地で摘み取られた栗やプラタナスの葉の上で熟成させます。
通常シェーブルは乾燥した風通しのいい場所で熟成されますが、沼地が多く湿度が多い土地のためチーズを乾燥させるために栗の葉を使い始めました。
栗の葉は水分を吸収すると同時に、吸収した水分で適度に保湿し良い状態で熟成することができます。
それによって独特のクリーミーさと柔らかさが生まれます。
若い状態での組織はしっとりとしていますがポソッとしたドライな口当たりもあります。軽い酸味とほのかに山羊の香りが残りさっぱりした印象です。熟成が進んでも固くなりにくく外側から柔らかくなっていき、ねっとりした食感になり、コクを楽しむことができます。
表面のチーズの皮は繊細で、熟成の過程で青と緑のカビが生えてきますが、熟成が進んだ証で味わいが増します。
カビの部分だけ取り除いていただければ問題ございません。
白ワインだけでなく、果実味のある赤ワインとも相性がよいです。
またシャンパーニュやシングルモルトウィスキーもおすすめです。